職場のお姉さま方が連絡先を教えてくれない話

俺は気を使う。自分で言うなっていう突込みが入りそうだが、やはり気を使う。いや、気を使いすぎるといっても皆認めてくれるだろう。だから俺の話を聞いてくれ。頼むから読んでくれ。ホントに頼む。マジお願い。

うちの職場には40～45歳ぐらいと思われる独身女子事務員のお姉さまが２人いらっしゃる。このお姉さま方は去年まで俺の先輩で、今年から俺の部下となったお方だ。もちろんお仕事もそこそこできるので尊敬しているし頼りにしている。

何に気を使うかといえば、先月北の将軍様がミサイルを２回もぶっ放してくれたおかげで、緊急連絡先一覧というものを部で取りまとめ会社の上層部に提出するというお達しがあり部員の個人情報・履歴書を確認したところお姉さま方の個人情報ファイルだけ独自にパスワードがかかっており開けない。仕方なく、お姉さま方に、携帯電話の電話番号と家の電話番号を教えていただけないかとお願いしたところ、「会社の人に電話番号を教えたくない。以前教えたら、興味のない男性社員から頻繁に電話がかかってきて電話番号をいやいや変えた経緯があるので・・・」っていう斜め上のご回答を頂いた。ここでどう切り返すべきか、返答しだいではお姉さま方のご機嫌を損ねて仕事に支障がでてしまう。

正直に、「それ何年前の話っすか？今は大丈夫。問題無いっすよ。」と答えるわけにもいかず、「あぁぁ。そうでしたか、そうですよね。それは大変でしたね。でも大丈夫です。今回は私目の携帯にのみ登録します。俺ガラケーだがらラインもつながらないし・・・。でも、きっと、もしかしたら、突然お誘いのお電話をするかもしれませんが、あはは。でも、お仕事なのでお願いします。」と言うと、しょうがないわねと言わんばかりに教えていただいた。ついでにラインＩＤも教えていただいた。

で、何がめんどくさいかって言うと、仕事で業務の都合上で社会的情勢もあり、緊急連絡先を教えてくれって言ってるだけなのに、いちいち合コンかっ婚活かって感じで持ち上げてさらに持ち上げてあげないといけない、それは儀式かセレモニーか通過儀礼かっていうぐらいやらないといけないのはホントに面倒だと思う。思うよね？

気をつかう。気をつかう。ホント気をつかう。先ほど自宅で子どもとテレビを見ていたら、一人のお姉さまからお電話があり、部長さんの悪口を小一時間聞かされた。あぁぁぁぁぁこれも電話番号聞いたための儀式かセレモニーか通過儀礼なのか・・・。

明日もお仕事がんばろう。